山梨県は10月1日、笛吹市内の笛吹川などで、微小なプラスチックごみ「マイクロプラスチック」を採取しました。昨年に続く2回目の調査で、前回多くのマイクロプラスチックが検出された富士川水系の5カ所で実施。量などを分析し、県のマイクロプラスチックの抑制対策に反映させます。
県環境・エネルギー課によると、一般社団法人「ピリカ」(東京)の事業に山梨県が応募しました。全国の自治体や学校計20団体が同様の調査を行います。
山梨県は9月30日から、荒川の新二川橋(甲府)と平等川の濁川橋(同)、笛吹川の鵜飼橋(笛吹)、塩川の塩川橋(韮崎)、富士川の富士橋(富士川)の5地点で調査を実施しています。
1日は笛吹川にかかる鵜飼橋付近で県の職員らが特殊な用具を川に入れ、マイクロプラスチックを採取。検体をピリカに送り、水中に含まれていたマイクロプラスチックなどを分析し、来年3月に公表します。
県は昨年、県内5河川8カ所で調査し、全箇所でマイクロプラスチックを検出。特に笛吹川の桃林橋(中央)は1立方㍍当たり5・81個と最も汚染していました。
イベント名 | 微小プラ5河川調査 富士川水系 抑制策に反映へ |