富士吉田署や富士五湖消防本部などは8月25日、1966年に旧足和田村で発生し、多数の死者・行方不明者が出た土砂災害の発生現場を小型無人機「ドローン」で視察しました。
富士河口湖町西湖の根場地区は土石流危険区域に指定され、地区を流れる西入川、本沢川、東入川は土石流危険渓流となっており災害発生の可能性が高い。視察は静岡県熱海市で7月に起きた土砂災害を受け災害危険箇所の詳細な把握を目的に、署員や消防隊員、町役場職員ら約20人が参加しました。
消防隊員がドローンで災害発生現場を撮影し、参加者は映像と地図を照らし合わせて状況を確認。災害発生時に現場近くに住んでいた渡辺毅さん(85)らが当時の土砂の流れ方や被害状況を説明。渡辺さんは「家族全員が亡くなった家もあり、自衛隊や近隣村民が捜索に駆け付けました。このような災害が起こらないことを祈るばかり」と語っていました。
署の山本伸二警備課長は「得た情報を資料化し、共有して危機意識の醸成に努めたい」と話しました。
イベント名 | 足和田災害ドローン視察 |
参加人数 | 署員や消防隊員、町役場職員ら約20人 |
日程 | 8月25日 |
場所 | 富士河口湖町西湖の根場地区 |