8月7日に市川三郷町で開かれた第36回神明の花火大会(町ふるさと夏まつり実行委主催)の会場周辺で発生したごみが約4トンに上ることが、町のまとめで分かりました。新型コロナウイルス禍以降ごみは減少傾向でしたが、以前の水準に戻っていて、町は来場者にごみの持ち帰りへの協力を求めていく方針です。
花火大会翌日に地域住民や市川中、青洲高の生徒らボランティア約400人が清掃活動を実施。会場となった三郡橋下流の笛吹川河川敷や、JR身延線市川大門駅周辺などで、来場者が捨てたとみられる空き缶やペットボトル、シートなどを回収しました。
町生活環境課によると、今年の大会では概算で4トンのごみが発生しました。新型コロナの影響による中止や開催時期の変更を経て大会が従来の8月7日開催になった2022年(1・32トン)、23年(2・91トン)を上回る状況といいます。
コロナ禍前の数年は4~5トンのごみが出ていたといい、大会の規模がコロナ禍前に戻ったことや大会終了後に雷雨に見舞われたことで、ごみが以前と同程度に戻ったとみられます。実行委は大会のパンフレットでごみの持ち帰りを求めていて、実行委事務局の町産業振興課は「今後も地道にごみを持ち帰るよう呼びかけていきます」としています。