甲府市の若松町北部自治会(原田洋二会長)は、30年以上にわたって町内を流れる濁川の清掃活動に取り組んでいます。かつて濁川にはごみが多く悪臭も漂っていたといいますが、活動によってごみが減り臭いがしない川に生まれ変わり、自治会は「きれいな景観を守るため、これからも活動を続けていきたい」としています。
自治会によると、詳細は不明ですが30年以上前から続く恒例行事で、雨量が増える台風シーズンを前に行っているそうです。かつては堤防が石垣だったことから、河川をきれいにするだけでなく、河川に生い茂る草を刈り取ることで、石垣が崩れたり壊れたりしていないかなど安全性を確認する意味もあったといいます。
今年は6月20日に実施し、近隣自治会や地域の建設会社の従業員など約50人が参加しました。濁川約350㍍にわたって、草を刈ったりごみを拾ったりしたほか、川底にたまったヘドロをすくい取りました。
例年は河川清掃に合わせて、消火栓の操作確認や炊き出しなどの防災訓練も併せて行っていますが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて中止しました。原田会長は「きれいになった川を見ると気分がスッキリするので、やりがいがある。これからもきれいな川を守っていきたい」と話しています。
イベント名 | 濁川きれいに 清掃30年 |
参加人数 | 約50人 |
日程 | 6月20日 |
場所 | 若松町内を流れる濁川 |
主催 | 甲府市の若松町北部自治会 |