甲州市と化粧品販売のオルビス(東京都)、公益財団法人「オイスカ」は、甲州市塩山上小田原に整備した「甲州市・オルビスの森」の活用に関する協定を結びました。10年以上かけて整備した里山を活用し、地元住民の環境教育の場や観光客の誘致につなげる考えで、協定書では、整備した里山を活用し、森林整備ボランティア活動を通した地域住民との交流や、今後も3者で連携し、維持管理に努めていくことなどを示しています。
3月23日、市役所で調印式を行い、鈴木幹夫市長と、同社サステナビリティ推進室の加藤由衣室長、同法人県支部の宮島雅展会長が協定書を交わした。鈴木市長は「森林を地域住民に利用してもらうとともに近隣の施設を合わせた観光客の誘致に力を入れ、地域の活性化につなげたい」と話しました。
オルビスの森は、ゴルフ場計画用地だった約100ヘクタールが市に寄付されたことを受け、2011年1月、市と同社、同法人、市里山創造推進協議会で締結した森林整備協定に基づき整備しました。森を育てることは、水を育て、海の生き物を守ることにもつながります。