6月のアユ釣り解禁に向けて、甲斐市牛久の県水産技術センターで4月4日、放流用のアユの稚魚を出荷する作業が始まりました。
この日は富士川漁業協同組合に約400㌔(約8万匹)の出荷作業が行われました。飼育池から専用のホースで稚魚を水槽に移し、センター職員が網ですくって計量。漁協の組合員がトラックの荷台に積んだ水槽に移して運び、身延町や南部町内の富士川の支流に放流しました。
センターでは年間約6㌧のアユの稚魚を生産しています。現在は昨年10月に採卵したアユの稚魚が順調に成長しており、5月末までに峡北、峡東、山梨中央など県内8漁協に順次出荷される予定となっています。
センターの担当者は「無事出荷日を迎えることができて感慨深いです。放流されたアユが大きくなり、たくさんの釣り人を楽しませてくれたらうれしいです」と話していました。