中央市成島のれんげ児童館を利用する児童が、夏休みを利用して、国連が提唱する持続可能な開発目標「SDGs」をテーマにした段ボール迷路を制作しました。SDGsに関連するクイズに答えながらゴールを目指す仕組み。8月23日まで公開し、市内外多くの児童が挑戦しました。
児童館では「れんげ児童館エコキッズ」と称して、昨年度からSDGsについて学ぶ活動をしています。今夏は活動の一環で、「海の豊かさを守ろう」などSDGsの17の目標にちなんだ17のクイズに答えてゴールを目指す段ボール迷路づくりに取り組みました。
夏休み前半は4、5年生11人が制作したものを展示。後半は6年生5人が3日かけて制作したものを公開しました。後半の迷路は「海の水族館」がテーマで、約300平方㍍のプレールームいっぱいに魚やクラゲを模した飾りでにぎやかにした巨大迷路を完成させました。
段ボールは、市内の段ボールメーカー甲府大一実業の協力を得て、規格外のものなどを譲り受けました。クイズの回答用紙も使用済みの模造紙を再利用するなど、制作にもSDGsを意識して取り組みました。
迷路を制作した三村小6年の2人は「遊びながらSDGsについて知ってほしいです」と話し、体験した同小2年の児童は「クイズにたくさん答えることができました。うれしいし楽しかったです」と笑顔でした。