多摩川流域の山梨、東京、神奈川の3都県で4日、ごみ拾いイベントが開かれた。多摩川の美化につなげようと、川崎市の小学生が初めて企画。上流域の丹波川では丹波山村民が清掃に参加した。
イベントは、同村と中流域の東京都八王子市、下流域の川崎市で一斉に行われた。川崎市にある平間小5年生が企画。総合的な学習の一環で訪れた多摩川で、ごみの多さに気づいたことから清掃イベントを開くことになった。
丹波山村の参加は、同村のNPO法人「小さな村総合研究所」の小村幸司代表理事が同校で特別授業をしたことが縁になった。八王子市には児童が校外学習で訪れていた。
計約140人がごみ拾いを行い、同村では村民約20人が参加。丹波川の河原を歩きながら空き缶やペットボトル、レジ袋などを拾った。守岡登美子さん(72)は「多摩川の上流域に住んでいるからこそ、川をきれいに保ちたい」と話した。
写真はイベントで集めたごみ=丹波山村