峡南消防本部とドローン設計製造販売の「サイトテック」(身延町)は10月14日、本栖湖で、ドローンを使った水難救助訓練を行いました。ドローンから浮輪やロープを投下して救助する手順を確認しました。
ドローンを使った迅速な救助法を検討するために企画。水上レジャーを楽しんでいた人がおぼれたとの想定で実施し、消防署員らが参加しました。
訓練では、カメラを搭載したドローンを使って湖を捜索し、救助者の位置や意識の有無などを情報収集。着水すると膨らむ仕組みの浮輪を湖に投下した上で、隊員がゴムボートで救助者に接近して救出するまでの手順を確認しました。
また、川の深みにはまった人を救出するため、水に浮く特殊なロープを投下する訓練や、ゴムボートの操縦訓練も行いました。
峡南消防本部特別救助隊の笠井城治副隊長は「機敏性のあるドローンを活用し、迅速な救助と救命率の向上につなげたい」と強調。サイトテックの斉藤邦男社長は「有事の際のドローンの活用方法について、今後も消防本部と協力して検討していきたいです」と話しています。
イベント名 | ドローンで救助訓練 |