甲府市の老舗和菓子店「松林軒豊嶋家」は、同市大里地区に伝わる民話を題材にしたアニメ「弦間八兵衛と鮫」とコラボした伝統菓子「海ノがらがら」を作った。2月15日から数量限定で販売した。
アニメの完成に合わせて企画した。「がらがら」は節分に合わせて発売される縁起物の菓子で、大きなせんべいの中におもちゃが入っている。通常はほんのり甘いが、コラボ品は海にちなみ、青のりを振りかけて塩味に仕上げ、サメをモチーフにしたおもちゃを用意した。パッケージには、アニメを視聴できるQRコードを掲載している。
限定50個で、国玉本店(同市国玉町)と甲府銀座通り店(同市中央1丁目)で扱う。1個1300円。
アニメは、江戸時代初期に活躍した弓名人の八兵衛が海でサメと相対する様子を描いている。日本各地の海にまつわる民話をアニメ化し、次世代に語り継ぐ日本財団の「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環で制作された。
写真=アニメ「弦間八兵衛と鮫」とコラボした「海ノがらがら」