国内の海洋ごみ対策の優れた取り組みを発掘し広く発信しようと、日本財団と環境省が共同実施している「海ごみゼロアワード」の表彰式が14日、東京都内で開かれました。最優秀賞には、サッカーJ2ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)を運営するヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの取り組みが選ばれ、表彰状などが贈られました。
昨年度に続き2回目の開催。自治体から一般参加まで全国から314件の応募がありました。ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブは2004年から、「VF甲府エコスタジアムプロジェクト」としてスタジアムに設けられる売店の飲食品にリユース食器を使用。デポジットとして100円をプラスして販売し、食器の回収を促進しています。
審査委員の藤井輝夫東大副学長は「長く続けていて実績もあり頼もしく感じた。(アワードは)海洋ごみの問題だが、ごみは多くが陸上から出ており、モデルケースとして広く知ってもらうことが重要。スポーツが与える影響は大きく全国に広げてもらいたい」と評価しました。
受賞を受け、ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの佐久間悟ゼネラルマネジャーは「管理運営していただいたNPO法人スペースふうさん、リユース食器の活用を受け入れてくれた飲食売店、一緒に活動を推進するサポーターなど地域の皆さんと一体となり取り組んだ結果であり感謝したい」と喜びを語りました。
イベント名 | 「海ごみゼロ」取り組み表彰 VF甲府が最優秀賞 |