レポート
2023.08.31

富士の清流でワサビ青々

都留市夏狩の菊地わさび園は、付近の地層から染み出る湧水を使ってワサビを栽培しています。清流のせせらぎが絶えず聞こえる棚田で、栄養分豊富な水で育ったワサビが青々と茂っています。
 わさび園は「平成の名水百選」の「十日市場・夏狩湧水群」の中にあります。菊地義広社長によると、富士山の雪解け水が約40年かけて地下を伝い染み出ていて、ミネラルが豊富です。年間を通じて水温12度程度に保たれ、水量は毎分2トンほど。水量と水温が一定で、年間を通して育つワサビには適した生育環境といいます。
 収穫後はわさび漬けとして、わさび園や近隣の道の駅で販売します。棚田の見学や案内も受け付けています。菊地社長は「涼みにくる人も多いです。猛暑に疲れたらぜひ癒やされに来てください」と話しています。

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