海と日本プロジェクトを推進する日本財団は
東京都港区の日本財団ビルで救急医療施設などへの支援を表明する記者会見を行いました。
日本財団ではこれまで新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、
所有する施設駐車場での患者収容施設の設置や
医療従事者へのタクシーチケットの配布など2弾に渡って支援を行って
います。
発表された新しい支援では、既に各国で発生している新型コロナウィルスと豪雨や台風による複合災害に備えた対策で、医療の最前線で取り組む救急医療施設やその従事者を支援します。
日本財団によりますと、この支援で総額50億円の資金を準備し、
3年間の段階的な支援を予定しているということです。
第一段階として年内では、救急指導医指定施設を重点的に資機材の購入や検査・治療の体制強化を図るための資金提供などを行います。
申請は6月から受け付ける予定で、第三者委員会の協議を経て、7月に
援助が行われます。
また、2021年には救急医療人材の人材育成支援として、感染症対策研修や複合災害対策研修などを実施するほか、今後予定している支援の一例としてドクターカーも披露されました。