【16】海なし県でフグを養殖 | 海と日本PROJECT in やまなし

笛吹市春日居町である海の魚の陸上養殖が行われています。
その魚はトラフグです。

トラフグの陸上養殖を行うのは中国出身の楊勇（よういさむ）さん。
２０００年に山梨に移住しウナギの養殖をしていた楊さん。
もっと珍しく他にないモノをと着目したのがトラフグでした。
去年の７月にトラフグの稚魚２５００匹を入荷し陸上養殖がスタートしました。
体長５センチメートルほどだった稚魚は１年が経ち体長３０センチメートルから３５センチメートルへと成長しました。

通常トラフグは自然界では２年から３年をかけ成長します。

楊さんの養殖場では海水の塩分濃度を０・８パーセントと汽水（きすい）の状態に保っています。

これによりフグにストレスがなく自然界より早く成長すると言います。