笛吹川などの数多くの大河川の源流域となっている秩父多摩甲斐国立公園をユ
ネスコの生物圏保存地域「エコパーク」にしようと取り組みが進められています。
山梨など3県の関係自治体が協議会を組織し、10月17日に日本ユネスコ国内委員
会に提出する申請書の内容を決めました。約18万2500ヘクタールが設定され、申
請内容には荒川や多摩川、笛吹川、千曲川など大河川の源流域として「多くの人
の生活や事業を支えている」としたほか、「首都圏に近接しながら自然度が高く
多様性に富む森林がある」と特徴を挙げています。また、カエデ類27種類のうち
22種類があることや、絶滅危惧種を含めて126種類のチョウ類が生息しているこ
となども含まれています。登録決定は最も早くて2018年5月から7月ごろになる
見込みです。