「海なしやまなし発!海ごみZEROプロジェクト」として、ごみ拾いを呼び掛ける活動が5月25日、甲府・小瀬スポーツ公園で行われました。
日本財団が推進する「CHANGE FOR THE BLUE」の一環で、県内の環境団体や行政機関、企業などでつくる実行委員会が実施。海洋ごみの8割が街から流れ着くとされており、海につながる河川や街のごみ削減を啓発するのが目的です。
サッカーJ2ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)の試合に合わせて同公園内にブースを設置。茅ケ崎海岸(神奈川)で採取された微少な「マイクロプラスチック」を展示し、ごみの削減を呼び掛け、オリジナルのごみ袋を配りました。試合開始前までの間は、同公園内のごみ拾いをするよう呼び掛けました。
甲府市善光寺1丁目の自営業野村明美さん(55)は「試合が行われるスタジアムで呼び掛けることで、多くの人の意識が変わっていくと思います」と感想。プロジェクトの推進リーダーでシンガー・ソングライターの神部冬馬さんは「山も海もすべてつながっているという意識を一人一人が持つことが大事」と強調しました。