山梨県などは11月9日、水力発電所で発電した電力を供給する「やまなしパワーNEXT ふるさと水力プラン」を契約した製造業の「NBCメッシュテック」(東京都日野市)に、認定書を交付しました。
契約したのは、同社の山梨都留工場です。メッシュクロスの製造などを手がけ、導入により年間2900トンの二酸化炭素(CO2)の削減を見込んでいます。県企業局の滝本勝彦次長らが工場を訪れ、同社の梶哲也社長に認定書を手渡しました。梶社長は「ものづくりを通じて環境対策に力を入れたい」と話しました。
ふるさと水力プランは、県営水力発電所が発電した電力を供給し、1キロワット時につき1.02円を加算して電気料金を徴収する仕組み。県は徴収金の一部を環境保全事業に充てます。企業側は社会的責任(CSR)活動の推進や、持続可能な開発目標(SDGs)の貢献につながるといいます。県によると、県内29事業所が利用しています。