競泳で東京パラリンピックを目指している甲府市の会社員・成嶋徹さん(33)=写真左から2番目。甲府市内で撮影=が8月20日、新潟県の佐渡海峡をリレー形式で横断するイベントに参加し、無事にゴールしました。
成嶋さんを含む20人が午前3時に佐渡島を出発し、交代で泳ぎながら15時間48分かけて新潟市の海水浴場までの42・195キロを泳ぎ切りました。途中、一緒に泳ぐメンバーが成嶋さんに対し、「目指せ東京パラリンピック」などと書かれた横断幕を船上で掲げるサプライズもありました。
成嶋さんは、成長期に骨や関節が変形する「オリエール病」を抱えていて、当初体力強化のためにジムで始めた水泳でしたが、2015年から本格的に競泳を開始。16年に岩手県で開かれた障害者スポーツ大会では、50メートル自由形と25メートルバタフライで優勝しました。