都留市は、市内を流れる桂川水系で相次ぐ生活ごみの不法投棄防止に向けた活動に乗り出します。ごみを回収する除じん機の設置や、市民団体との河川清掃イベントなどを計画しています。
市地域環境課によると、桂川では肥料の袋やペットボトルなどの生活ごみが目立ち、訪れた釣り客から苦情が多く寄せられています。
こうした状況を受けて、市は、桂川で釣りを楽しむ愛好家らでつくる団体「ミライ・桂川」と連携し、7月に桂川河川敷で清掃活動を行うことを計画。地域住民に自然環境の保護に関心を持ってもらうきっかけにします。
10月には禾生地区を流れる家中川に大型の除じん機も設置します。水中のごみを自動でかき集めて専用のごみ箱にストックし、下流へごみが流れるのを防ぐことができるといいます。除じん機の見学会も検討しています。
市地域環境課の矢野誠課長補佐は「川にごみを捨てることは海洋汚染にもつながります。河川への不法投棄は決してあってはいけないことだと市民に呼び掛けていきます」と話していました。