富士川町の富士川でプラスチック製品の断片「マイクロプラスチック」による汚染が指摘されたことを受け、河川環境の保全などに取り組む地域住民グループの富士川ファンクラブ(有泉みさを代表)は4月20日、同町の町民会館で、富士川をプラスチックごみ(プラごみ)汚染から守る宣言をしました。
帝京科学大生命環境学部の教授による調査で、富士川町の富士川から東京・多摩川河口域と同レベルのマイクロプラスチックが検出されています。同クラブは会員や地域住民の間で改めて環境保全に対する意識を高めようと、宣言をすることにしました。
宣言は約90人が参加した同クラブ総会の場で実施。庶務担当の小林宮子さんが「地域のシンボル富士川をプラごみ汚染からまもろう」と題した宣言文の一部を読み、プラスチックが生態系に影響を及ぼしている現状などに言及しました。
会員で「捨てない、片付ける」「堤防のプラごみ拾い、回収に参加する」「レジ袋、プラスチックストローなどを使わない」といった五つの約束事を読み上げました。