静岡・清水港でしょうゆ漬けにしたあわびを甲府市まで歩いて運び、山梨名産の「煮貝」を作った挑戦を紹介するパネル展示(海と日本プロジェクトinやまなし実行委主催)が11月1日まで、東京・日本橋の富士の国やまなし館で開かれています。
煮貝作りは、YBSラジオと信玄食品が企画しました。甲斐市出身の芸人・浅知恵太郎さんが挑み、その様子はYBSラジオの各番組で放送されました。展示では、由来を再現した煮貝作りの過程をパネルにし、食文化として伝わる山梨と海の関わりを紹介しています。
展示初日の10月26日には、浅知恵さんがやまなし館で、来店者に煮貝の試食を呼び掛け、由来などを解説してPRしました。浅知恵さんは「県外の方は『山梨に海の幸があるのか』と思われますが、先人の知恵から生まれた海なし県ならではの一品があることを知ってもらいたいです」と話していました。
海について学んだり、海で体験したりする活動を展開する日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で開催しています。