身延町の下部観光協会(依田茂会長)は、武田信玄生誕500年を記念した入浴剤とミネラルウオーターを配布しています。コロナ禍で減少している観光客を下部温泉郷へ呼び込みたい考えです。
協会によると、下部温泉郷は、武田信玄が川中島の合戦で受けた傷を治療したとされ、「信玄の隠し湯」として知られています。信玄生誕500年に合わせ、一層PRしようと企画しました。
配布しているミネラルウオーターは下部温泉の鉱泉水を使用。カルシウムやナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれているといいます。入浴剤は温泉水の成分を分析して製造し、自宅の湯船でも温泉気分を楽しめるように工夫しました。
ミネラルウオーターは1本500㍉㍑入りで5千本を製造。1袋に1回分が入った入浴剤は1万袋を用意しました。なくなり次第終了します。協会に加盟している下部温泉郷内の旅館や商店、飲食店などで配布します。
依田会長は「この企画をきっかけに信玄にゆかりのある下部温泉郷をPRし、訪れる観光客を増やしたい」と話しています。問い合わせは下部観光協会、電話0556(20)3001。