ウナギの消費がピークとなる7月25日と8月6日の「土用の丑(うし)の日」を前に、山梨県内のウナギ専門店が高止まりする仕入れ価格に苦悩しています。稚魚の成育が遅れたことなどで出回る量が想定よりも少ないといい、専門店主は「販売価格の値下げは難しい」と嘆いています。
甲府市中央1丁目のウナギ専門店によると、仕入れ価格は約20年前と比べると2倍近くだそうです。同店ではこれまでに販売価格を段階的に値上げしていて、店主の男性は「ここ数年は仕入れ値が高止まりしている。しかし、これ以上販売価格を上げると客離れを起こしかねない」と危機感を抱いています。