山梨県のブランド魚「甲斐サーモンレッド」の出荷作業が最盛期を迎えています。「甲斐サーモンレッド」は、餌にブドウの絞りかすを混ぜるなどして身の赤色を濃くし、うまみを高めています。
山梨市内の養鱒場では、2年半から3年かけて育てています。2016年から、県内外の飲食店や鮮魚店、ホテルなどさまざまな場所へ出荷しています。海外では高級食材として注目を集めていて、今年6月からはタイへ輸出を始めました。
さばいた身は鮮やかな朱色で、見た目の美しさが食欲をそそる。9月から12月にかけては脂が乗る時季。養鱒場の担当者は「色味が良く、さっぱりとした味わいが人気です。厳しい暑さが続いたが、琴川の水量が多く、水温に大きな変動がなかったため順調に育った。数を増やしてもっと知名度を上げていきたい」と話しています。