忍野村忍草の県立富士湧水の里水族館は、淡水に生息するクラゲ「マミズクラゲ」を展示しています。
水族館によると、マミズクラゲは成長すると1・5~2センチになり、寿命は長いもので3カ月だそうです。全国各地の池や湖で確認されていて、県内では河口湖や甲府市の千代田湖、同市内の防火水槽などでも見つかりました。
水族館では、クラゲを放出するイソギンチャク状の「ポリプ」を河口湖などで採取しました。発生したクラゲに餌となるワムシやミジンコを与えて、二つの水槽で合わせて十数匹を展示しています。生態や飼育の様子を撮影した写真を紹介するパネルも置いています。 飼育担当の西中美咲さんは「クラゲは海にいるイメージですが、海がない山梨にもいることを知ってもらいたいです」と話しています。 開館は午前9時~午後6時。毎週火曜休館。問い合わせは同館、電話0555(20)5135。