JR東海は10月22日、身延線での列車運行について、同日を実質的に二酸化炭素(CO2)排出ゼロとする「ゼロカーボンデー」に初めて設定しました。記念の臨時特急が運行し、多くの鉄道ファンが写真撮影などを楽しんでいました。
同社によると、富士川町、峡南森林組合と連携して「南アルプス育みの森」(同町平林)を整備し、2022年度に38・1トンのCO2を吸収。身延線の運転用電力によるCO2排出量の3・9日分に相当し、このうちの1日分を充当しました。
この日は、記念の臨時特急「ゼロカーボン富士川」号を静岡-鰍沢口間で運行し、同町で森林保全などについて学ぶツアーを開催。参加者は、南アルプス育みの森やリニア中央新幹線の「第一南巨摩トンネル」などを見学しました。
同社担当者は「環境保全に向け、地域と一緒に森林保全活動に取り組んでいることを知ってもらえればうれしいです」と話していました。
次回のゼロカーボンデーは11月12日で、来春にも1日設定する予定です。
イベント名 | JR身延線「ゼロカーボンデー」 |
主催 | JR東海 |