笛吹市の夏の風物詩「笛吹川石和鵜飼(うかい)」が20日、同市石和町市部の笛吹川で始まりました。かがり火が川面を照らす中、鵜匠が巧みな手さばきで鵜を操りアユを捕らえる姿に、多くの観光客らが見入っています。
市観光物産連盟によると、笛吹川の鵜飼いは、鵜匠(うしょう)が舟に乗らず川の中を歩いて鵜を操る「徒歩鵜(かちう)」と呼ばれる伝統漁法で、全国で笛吹川のみで行われているといいます。笛吹川石和鵜飼保存会が継承し、毎年夏に披露しています。
この日は保存会の鵜匠が烏帽子や腰みのを身に着けて川に入り、笛吹高生がかがり火で手元を照らしながらアユを誘いました。首に綱を付けた鵜を放し、見事アユを捕まえると、河川敷の客席から拍手が湧きました。鵜飼い後の約10分間、花火も上がりました。
笛吹川石和鵜飼は8月18日まで水、木、土、日曜の午後8時から同8時50分まで行います。鵜飼い後は毎回花火が上がります。
イベント名 | 笛吹川石和鵜飼 |
日程 | 8月18日まで水、木、土、日曜の午後8時から同8時50分まで |
場所 | 笛吹市役所本館前 笛吹川 |