山梨県内在住の小学5、6年生14人は11月13日、山梨県立博物館などで、海のない山梨県民が“魚好き”である理由や、流通網が発達していない時代にどのように持ち込まれていたかなどを学びました。
講師を務めた同館の森原明広学芸課長は、山梨県民が魚好きである理由として、流通網が発達していない時代に夏でも生魚を持ち込める限界地点「魚尻線」に位置していたことが考えられると説明。「運ぶのはとても大変なので、庶民は高価でめったに食べられなかった。だからこそ、憧れのごちそうになり、大好物になったんです」と解説しました。
マグロを例に挙げ、➀朝に駿河湾で水揚げ➁昼に甲州の商人が購入➂夕方馬に積んで山梨に出発➃夜通し歩いて運ぶ➄翌朝に甲府の魚町に到着-と運び方も解説。子どもたちは実際にマグロを運んでいた道の一部を歩き、「昔の人はすごい!」と驚いていました。
イベント名 | 「魚尻線」って何? 歩いて体感【甲州握りふしぎ探検隊②】 |
参加人数 | 山梨県内在住の小学5、6年生14人 |
日程 | 11月13日 |
場所 | 山梨県立博物館など |