レポート
2021.09.28

商店街がSDGs宣言

甲府市のダイヤコリド名店街(輿石敬夫理事長)は、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む商店街として、SDGs推進を宣言しました。商店街と各店舗がSDGsの理念に沿った活動を展開していくことで、商店街が目標とする「親しみやすく頼もしい商店街」の実現を目指します。
 SDGsは2030年までに達成する国際目標。貧困や環境問題など17の目標が定められており、県内でも企業や団体がSDGsの達成に向けた宣言をするなど活動が広がっています。
 ダイヤコリド名店街は、岡島百貨店の南側にL字に伸びる商店街で、飲食店など15店舗が加盟しています。商店街活性化の施策としてSDGsに着目。店主らが勉強会を開くなどしてSDGsへの理解を深め、8月17日に商店街としてSDGs推進を宣言しました。
 商店街として17の目標のうち、「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」など六つに取り組みます。これまでにも廃材を活用した七夕イベントを開催したり、省エネ対策として街路灯の発光ダイオード(LED)化などを実施したりしており、今後も活動を強化、継続していきます。
 各店舗も目標を掲げています。カフェ「フルウント甲府」は飢餓をゼロにする活動として、食品ロス対策をはじめ、テークアウトメニューに繰り返し使えるリユース弁当箱を導入することでごみの削減を図ります。「河野スポーツ」はアトピーに対応した体操服の販売などを通じ、子どもたちの健康と福祉に貢献します。商店街のインスタグラムやフェイスブックに随時、各店舗の目標を掲載していくそうです。
 今後は先進的な取り組みをしている団体や専門家らを招いた勉強会を開き、機運を醸成することも計画しています。輿石理事長は「注目されることで商店街に足を運んでもらうきっかけにもなれば。私たちが一つのモデルとなり、他の商店街もSDGsを推進してくれれば良いと思います」と話しています。

イベント詳細

イベント名商店街がSDGs宣言
日程8月17日
場所甲府市のダイヤコリド名店街
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